ケヤキ無垢の大型火鉢。
箱の4面と上面部も「玉杢」「如鱗杢」、「波杢」と多彩な杢(もく)で囲まれたすばらしい火鉢。
一人の指物師が材を選び、最後まで仕上げ、ケヤキのもつ杢の美を表現した物で、銘木のケヤキ材を贅沢に使った、どっしりとした火鉢です。
炉の縁は波打たれたような加工が施され、猫板の枠も同じような加工が施されているため、とても高級感があり、左右のもち手にもしっかりとした黒柿枠が使われています。
欅の骨董火鉢の評価の基準として最も重要視されるのが装飾性の高い木目(杢)が使用されているかで判断されます。
この火鉢は、ケヤキ約20mmの無垢板で、全面を隙間なく、とても美しい模様の杢に覆われた火鉢です。
火箸、灰ならし、五徳が付いておりますので、木炭と灰があれば、即使用できます。