総紫檀製の関東火鉢
紫檀は黒檀、鉄刀木と唐木の3大銘木といわれています。赤褐色、濃紫色から黒色の縞模様があり、赤みを帯びた木肌が非常に美しく、非常に堅牢重厚で、磨くと光沢がでる材です。
高級で美しいこの紫檀は水に沈むほど、比重が高く、また堅く割れやすいため、加工が大変難く、火鉢製作にも高い技術を要すると言われております。この火鉢は、大きい(幅25cm)引出し2杯と、小(幅16cm)の引出しと上蓋式の物入、内部もすべて紫檀製です。