火鉢の素材として使用出来うる黒柿は、幹径が太くなければならず、樹齢が100 年以上かかると言われています。
それだけ貴重な素材で作り上げた火鉢になります。
黒柿の性質は硬く、密度が高いため加工が難しく、取り扱いが難しい木材です。
この黒柿は磨けば磨くほど滑らかな木肌になり、美しい艶と、完璧な模様がでます。
この模様にはクジャクの羽を思わせる「孔雀杢」が最高とされ、この火鉢の裏面、両側面に出ております。
この黒柿の火鉢は、約40年前(昭和55年)に作られた物で、前後左右は厚さ 11~20mmの黒柿板を使用したオ-ル黒柿製(底板、引出内部は除く)で、非常に 貴重な品です。